<CDPとは>
2000年にイギリスで設立されたCarbon Disclosure Projectを起源としています。気候変動だけでなく水資源や森林保護の分野にも活動が広がり、2013年に正式名称がCDPとなっています。
格付け機関が財務情報を中心にRating含めた調査報告書を提供しているのと同様に、CDPは環境情報に基づくCDPスコアを提供しています。
<スコア>
CDPは質問書、報告ガイダンス、スコアリング基準をポータル上で公表しています。
CDPから送付された質問書に対する回答または自発的にCDPに質問書への回答を報告することでCDPを通じた環境データの開示を行うことができます。
情報開示は以下の項目です。
- 気候変動
- ウォーター
- フォレスト
- プラスチック
- 生物多様性
<回答のメリット>
「統合されたCDPコーポレート質問書に回答することで、企業は、自社の操業、サプライチェーン、商品・サービス、財政面の意思決定に環境課題がもたらすリスク、インパクト、機会を特定し、環境への依存や影響を理解することができます。」(CDPホームページより)
CDPホームページによると、2025年時点で世界の時価総額3分の2に相当する企業がCDPを通じて重要な環境データを開示しているとのことです。