カテゴリー: 環境

  • Setting the Table 2025年9月27日

    農林水産省
    「有機酒類の輸出入が可能になります!」

    <有機JASとは>

    農薬や化学肥料などの化学物質に
    頼らない自然界の力で生産された食品で
    登録認証機関が検査し、
    認証された事業者のみが有機JASマークを
    貼ることができます。

    有機JASマークがない
    農産物、畜産物、加工食品に
    有機、オーガニック等
    の表示を付すことは
    法律で禁止されています。

    <有機農産物等の輸出入>

    諸外国の多くが「有機」の
    名称表示を規制しています。

    各国基準が異なりますが、
    有機の同等性が認められれば、
    自国・地域の有機認証と
    同等のものとして取り扱うことが可能です。

    令和7年5月16日現在、
    米国、EU、カナダ、台湾、英国、スイス
    が日本について有機同等性を承認しています。

    また、有機同等性の承認は不要で
    日本の有機制度に基づく有機食品であれば
    輸出可能な国もあります。

    <有機酒類の輸出入>

    令和7年10月1日から、
    英国、米国、オーストラリア、ニュージーランド
    との間で有機酒類の同等性が発効します。

    日本で生産された日本酒等の
    有機酒類にOrganicと表示して
    英国と米国に輸出できるようになり、
    英国、米国、オーストラリア、
    ニュージーランドによる認証を受けた
    有機酒類が、
    JAS制度に基づき、「有機」等と
    表示することができるようになります。

    <所感>

    日本でオーガニックと表示された洋酒を
    目にする機会が今後増える可能性があります。

    有機食品の普及は、
    健康、環境など様々なメリットがあります。

    また有機そのものに付加価値があるため、
    every day low priceではない、
    高付加価値の市場形成にも寄与します。

    有機食品の輸出拡大の機運とも合わせて、
    国産品、輸入品含めて、
    有機食品の流通が増えるとよいと思います。