こども家庭庁・文部科学省・厚生労働省
ヒト受精胚等を用いる研究に関する専門委員会
今、私たちは原子力やAIなど、コントロールすることが難しいものがある世界に生きています。
そして、ヒトゲノム計画を経て32億の塩基対の配列が完全に解明されたことで、DNAを編集する技術が現実のものとなっており、さらには近い将来、生殖細胞を作成できるようになる可能性が高まっています。
原子力、AI、ES細胞のいずれも、人類の様々な課題を解決できる技術である一方で、活用の仕方を間違えると取り返しのつかないことになる技術です。
こういった中で、日本ではこども家庭庁、文部科学省及び厚生労働省により「ゲ ノム編集技術等を用いたヒト受精胚等の取扱い等に関する合同会議」が開催され、ゲノム編集技術等の取扱いの規制のあり方、運用及び技術の範囲等について幅広く議論が行われています。
2025年12月4日に第7回、第8回の専門委員会として以下の2つの合同会議が開催されています。
- ゲノム編集技術等を用いたヒト受精胚等の取扱い等に関する合同会議
- ヒトの幹細胞から作成されるヒト生殖細胞を用いるヒト胚作成研究に係る合同会議
ゲノム編集技術については以下の議論が行われています。
- 規制対象とすべきゲノム編集技術等の範囲について
- 規制の実効性の担保・具体的な規制内容について
- 将来的に臨床利用が容認される可能性について
ヒト胚作成研究については以下の議論が行われています。
- ES細胞樹立指針
- ES細胞分配指針
- ES細胞使用指針
- ヒト胚モデル作成指針
- 生殖細胞及びヒト胚の作成・使用に係る指針
世界中で莫大な資金が投入され続けて開発競争となっていますが、こういった検討がされていることは貴重です。
正しい方向で技術が使われ、人類の幸せに寄与するとともに、新しい産業がこの技術から生まれることを願います。