Setting the Table 2026年10月2日

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国土交通省
CNP認証に関する国際版ガイドライン

CNPとはカーボンニュートラルポートのことで、脱炭素化に配慮した港湾を言います。

脱炭素化のための高度な機能を保有したり、ゼロエミッションである水素・アンモニアの受入環境を整備していたりする港湾をCNPとして認証するCNP認証が令和7年3月に創設されています。

CNP認証のための評価項目・指標として、以下のようなものがあります。

  • ターミナルの脱炭素化に向けた実効性のある計画の作成
  • 当該ターミナルにおける貨物取扱に伴うCO2排出量原単位の算出
  • 荷役機械における省燃費化等
  • ヤード内施設の省エネ
  • 停泊中船舶のCO2削減
  • 入港船舶へのインセンティブ又はペナルティの導入
  • 車両のゲート前の渋滞・滞留への対応
  • 大型専用EVやFCV等の導入インセンティブ

認証を取得した港湾だけでなく、その港湾を利用している船社、荷主や物流事業者もその基準を満たすための活動に関与する必要がある内容になっていると言えます。

CNP認証を取得することにより国土交通省のホームページで公開され、自らも認証したことを公表することができるため、港湾ユーザーや資金調達先へのPRになります。

CNP認証が日本国内の制度にとどまっている限りは、そのPR効果は限られています。
逆にCNP認証が国際的な基準になると、港湾だけでなく、船社、荷主、物流事業者にとっても意味があると言えます。

今回、CNP認証のガイドラインが荷役及び輸送に関する国際的な機関であるICHCAにガイドラインとして掲載されたことには様々な意味があると思います。

カーボンニュートラル実現のために、ゼロエミッション燃料である水素やアンモニアは重要なエネルギー資源となりますが、他のエネルギー資源同様、海外からの調達に頼らざるを得ません。

港湾の国際競争力強化は、日本の海運・造船業の発展にとって不可欠です。

中国、シンガポール、香港、さらには近年は東南アジア各国で大規模な港湾への投資が行われており、日本の競争力向上のためには質の面でも強化をしていくことが必要です。

港湾の規模や効率性だけでなく、サプライチェーンを巻き込んだ含めた全体での取り組みとしてCNPが国際的に高く評価され、国際的な標準になるとよいと思います。