投稿者: Kouhaku@Table

  • Setting the Table 2025年8月7日

    デジタル庁 「デジタルインボイス JP PINT」

    デジタルインボイスは
    紙で発行している請求書を電子化する、
    ということだけではなく、
    請求プロセスそのものをデジタル前提で
    見直すことを言います。

    つまり、
    請求
    支払
    入金消込
    といったプロセスを
    売り手と買い手のそれぞれの
    税務システム、会計システムを通じて、
    自動的に行われる一連の仕組となります。
    入金や出金については、銀行を経由することになります。

    業務の効率化という意味合いも大きいですが、
    デジタルインボイスの国際的な標準仕様に準拠する
    という意味合いも大きいです。

    日本のデジタルインボイスの標準仕様JP PINTは
    ベルギーの国際的非営利組織Open Peppolの
    アーキテクチャを採用しています。
    このOpen Peppolは30カ国以上で利用が進んでいるとのこと。

    税務はもちろん各国固有の仕組みです。
    一方で入出金は国境をまたぐことが当たり前の時代です。
    デジタルインボイスは、
    将来的には販売管理システムと連携して、
    見積や発注プロセスのデータと連動する可能性があります。

    日本でデジタルインボイスが本格的に普及するためには、
    様々なハードルがあると思いますが、
    普及した際には、様々な展開の可能性があると思います。

    今回、民間事業者の取り組み事例が公表されていて、
    先進的な企業は業種や事業規模に関わらず、
    導入を進めているようです。