カテゴリー: 国際

  • Setting the Table 2025年10月29日

    出入国在留管理庁 「出入国在留行政に係る関係者ヒアリング(令和7年度)

    在留外国人について、
    入国、在留、永住など、
    様々な法制度に管理されています。

    一方で、外国人を排斥するような
    排外主義の兆しが日本でも見られ始めています。

    排外主義においては、
    問題の本質が外国人にあると捉えられがちであり、
    外国人を雇用する企業や
    外国人が住む地域における
    受け入れ体制が整っているか、
    という観点はこれまで見逃されがちでした。

    日本における多文化共生の推進を調査研究しているほか、
    エスニックコミュニティの支援を行なっている笹川平和財団、

    1991年から留学のために韓国から来日し、
    大学院で6年間学んだ後日本労働研究機構で
    定年まで勤め、今も研究員となっている呉氏、

    自治体として、誰もが日本語を学べる場所を提供する
    日本語教室を開設している富士河口湖町、

    国際教養大学 専門職大学院
    グローバル・コミュニケーション実践研究科 
    日本語教育実践領域 嶋ちはる 准教授、

    へのヒアリングが実施されて、一部その結果概要が掲載されています。

    日本がこれまであまり直面してこなかった
    外国人との共生というテーマについて、
    幅広く、深いテーマであることを、
    それぞれの結果概要から知ることができます。

    言語の壁、文化の壁は、外国人が乗り越えるテーマとしてではなく、
    受け入れる側が乗り越えるテーマであることを
    改めて感じます。

    逆に、受け入れ側がそういった共生のための体制を
    整備することができたら、
    人手不足が深刻な今の日本において、
    大きな強みを得ることになると思います。