農林水産省「環境負荷低減の見える化システム」
<みどりの食料システム戦略>
- 将来にわたって食料の安定供給を図ること
- 災害や温暖化に強い食料供給体制を構築すること
- 生産者の減少に備えること
- 環境や環境を重視すること
等に対応する持続可能な食料システムを構築するために、
食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立を
イノベーションで実現する戦略となります。
【2050年目標】
- 化石燃料を使用しない園芸施設への完全移行
- 化学農薬使用量(リスク換算)を50%低減
- 化学肥料使用量を30%低減
【2030年目標】
- ヒートポンプ等の導入により、省エネルギーなハイブリッド型園芸施設を 50%にまで拡大
- 化学農薬使用量(リスク換算)を10%低減
- 化学肥料使用量を20%低減
<農産物の環境負荷低減の見える化>
「みどりの食料システム戦略」に基づく
持続可能な食料システムを構築の一環となります。
「温室効果ガス削減への貢献」や「生物多様性の保全」
の取組を分かりやすく等級ラベルで表示します。
環境負荷の取組の「見える化」は
「農産物の環境負荷低減に関する評価・表示ガイドライン」
に基づいて算定シートを入力します。
算定シートに基づき、等級ラベル表示をする場合は、
農林水産省に入力した算定シートを送付します。
農林水産省から登録番号が付与されると、
対象の農産物や商品に等級ラベル表示を使用できます。
「見える化」ラベルの名称は、
見るX選べるから「みえるらべる」となっています。
<システム連携>
みえるらべるの等級表示の算定は
農林水産省の「環境負荷低減の見える化システム」
で行いますが、
このシステムは
(株)クボタのKSAS
ウォーターセル(株)のアグリノート
JA全農の「担い手営農サポートシステム」(通称:NEサポシステム)
と連携しています。
<所感>
食品ラベル表示は専門的知識がないと理解が難しかったですが、
健康や環境負荷の面での分かりやすいラベル表示が
普及し始めています。
消費者がこういったラベルに慣れて、
価格やブランド知名度だけでなく
健康や環境負荷の観点から商品を選択するようになると、
流通構造そのものが、大きく変わり、
地産地消も発展することになると思います。