環境省 「環境産業の市場規模等調査結果」
GX(グリーントランスフォーメーション)が
かつてのDX(デジタルトランスフォーメーション)同様に
唱えられるようになっています。
トランスフォーメーションという点では
これまでヨーロッパが先行してきたと言えます。
化学物質規制の面でも、
再生可能エネルギーの促進にしても
ヨーロッパでは、企業も消費者も、
まず「環境」を重視するようになっています。
日本の場合は
企業には世界に誇る先進的な環境技術が多数ある一方で、
環境産業の発展を促すような
消費者のマインドという点では、
ヨーロッパよりも高くないと感じます。
日本は日本のやり方でGXを推進すべきであり、
この事業では分野別にまとめている点が参考になります。
例えば、
日本が世界に誇る「自動車の低燃費」
地域の自然環境や歴史・文化に責任を持つ「エコツーリズム」
など、産業としては全く異なる分類でも、
環境に寄与するという点では同じ思想であり、
それらの市場規模と成長性を知ることは、
環境保護が「ビジネス」として自律的に運営されうること
気づかせてくれます。
経済産業省 「玩具の価値を考える会」
玩具は想像力を与えてくれます。
「おもちゃのチャチャチャ」や
「トイ・ストーリー」など
玩具は、別世界の住人であり、
想像を通じて
その別世界に連れていってくれる友人でもあります。
ゲームはまさに想像力の賜物ですが、
遊ぶ側にとっては与えられた別世界。
自ら想像した別世界ではなく、人に与えられた世界なので、
そこで遊ぶことは楽しいですが、
自らの想像力を膨らませる玩具とは少し異なります。
この事業では、
「ゆとり・楽しみを提供し、より豊かな人生を送るための文化的な基礎」
と表現されています。
すてきな響きです。
厚生労働省 「第14回 健康寿命をのばそう!アワード」
第14回ということは、14年目です。
14年間注目され続けて、
様々な企業、団体、自治体がこのアワードの獲得を目指しています。
この事業が普遍的な価値を持ち、
そのための取り組みが、
地域の人々の共感を得ていることを表していると思います。
実際に、毎年受賞される企業、団体、自治体は、
ユニークな取り組みで、
人々の健康増進への意識を高めています。
健康寿命延伸のためには、
病気になってからではなく、
健康な時に、健康を維持するための取り組みをすることが重要です。
健康な時は、健康を当たり前と思っているので、
なかなかその取り組みができません。
そこで、地域・職域が連携して、
様々な工夫がされており、
その取り組みが毎年発表されています。
今年は、どのような取り組みが
アワードを獲得するのか、
楽しみです。