Setting the Table 2025年7月25日

農林水産省 「食品安全委員会 遺伝子組換え食品等専門調査会」

病気への耐性の強い穀物を交配などの手法で
人工的に作り出し、
農業の生産性を高めるという手法は
コメの品種改良などで伝統的に行われてきました。

一方、遺伝子組み換え技術は、
全く異なる生物種の細胞から
有用な性質を持つ遺伝子を取り出し、
植物の細胞の遺伝子に組み込む技術です。

従来の交配との手法とは違い、
遺伝子組み換えでは
このように人為的に
新しい種を作り出しています。

遺伝子組み換え作物は自然種とは異なるため
人体に与える影響が立証いないため、
人体への安全性が懸念されています。

問題は人体への影響だけではありません。

害虫をはじめとする微生物は
食物連鎖において重要な役割を果たしていますが、
遺伝子組み換え作物につく害虫に対して
何かしらの影響を与えることになると、
生態系そのもの、さらには
土壌そのものにも変化をもたらす可能性があります。

遺伝子組換え食品等専門調査会は
今回で第266回とのこと、
会合の内容は非公開とのことですが、
生態系踏まえた多角的なディスカッションが
行われていることを願います。

経済産業省 「プラスチック使用製品設計指針に基づく4製品分野における設計認定基準」

プラスチック資源循環促進法では、
3R((Reduce, Reuse, Recycle) +Renewable を
促進するために、
以下のぞれぞの主体毎に指針が定められています。

* 設計・製造
* 販売・提供
* 排出・回収・リサイクル

設計・製造の事業者は国の指針に適合していることの認定を受けるためには、
指定調査機関に設計調査の申請を行い、
特に優れた設計を国が認定するという制度になっています。

今回、
清涼飲料用ペットボトル容器
文具
家庭用化粧品容器
家庭用洗浄剤容器
について設計認定基準が策定されました。

清涼飲料用ペットボトルの基準を見ると、
まず

【ボトル】
原料はPETのみ、
着色はしない
把手は着色していないPE若しくはPP
ボトルに印刷を施さない
【ラベル】
PVCを使用しない
風選又は洗浄等の再生処理の工程においてボトルと分離できる
ラベルに用いる印刷用インキがボトル付着しない
アルミニウムでラミネートされるラベルを使用しない
【キャップ】
アルミニウム又はPVCを使用しない
比重1.0未満のPEまたはPPを主な原料をする
ガラス玉又はパッキンを使用する場合は、その取り外し方をラベルに明示

と記載されていいます。

ここまでを満たしているペットボトルは多いと感じますが、
以降、
容器1本あたりの重量の数値基準が細かく記載されています。

認定を受けるためには、材料から見直す必要があるペットボトルも
あると感じます。

基準は日本語だけでなく英語でも策定されています。