World Food Programme
From Zimbabwe to Japan: How sesame seeds are helping farmers grow a profit
2025年8月20日から22日の3日間にわたって
第9回アフリカ開発会議が横浜で開催されました。
これに合わせて、WFPがこの記事を
ホームページに公表しています。
雨が少ないジンバブエの農家
トウモロコシを栽培しても、
毎年満足な収穫を得ることができず
家族が食べていくことができませんでした。
日本政府とWFPの支援で
ジンバブエの気候にも耐えうるゴマの
栽培を開始。
収穫されたゴマは、
胡麻油となって日本に輸出され、
日本の食卓に並んでいます。
トウモロコシ、モロコシ、ササゲ
などを栽培していた別の農家
これまでは販売後の入金が
滞りがちでした。
ゴマを栽培するようになってから、
小さな面積での栽培で
十分な収穫が得られ、
しかも直ちにキャッシュ化できる
ようになったとのこと。
収益を得られていない農家
販売するのに十分でない量の
ゴマは各農家から集められ、
まとめられて販売されます。
そうやって販売されたゴマによる利益は、
収益を得られていない他の農家に分配されます。
WFPの食糧支援
現在ガザで起こっている飢饉について
世界に警鐘を鳴らしているWFP。
この記事では、
ジンバブエへの日本政府の支援について
援助を与えるのではなく、
小規模農家をゴマの輸出エキスパートに育てることで、
自ら生計を立てることを可能にしていることを
たたえています。
パートナーシップ
そして、そのゴマ油が
ゴマの調達のほぼ100%を輸入に頼っている
日本を助けていることへの言及も
WFPは忘れていません。
日本がジンバブエを援助しているのではなく、
ジンバブエと日本との対等なパートナーシップが、
お互いを助けています。
いろんな経験をしてきて、
多彩な気候と豊富な文化を持つ日本。
世界中の課題に貢献できることが
まだまだたくさんあることを
感じさせてくれます。