Setting the Table 2025年12月25日

農林水産省 フラッグシップ輸出産地

<フラッグシップ輸出産地とは>

農産物の輸出にあたって、輸出先国・地域の

  • ニーズに対応
  • 規制に対応
  • 求められる量で
  • 継続的に輸出

できる産地を農林水産省が「フラッグシップ輸出産地」として認定します。

認定のための要件は以下の3点をすべて満たすことです。

  • 輸出先国・地域の規制やニーズに対応した輸出を行っていること
  • 一定の量又は金額の輸出実績があること
  • サプライチェーンを構築し、継続的・安定的な輸出を行っていること

<認定のメリット>

認定証が授与され、農林水産省のホームページに掲載される他、以下の優遇措置があります。

  • サプライチェーン連結強化プロジェクトに優先枠を設定
  • 補助上限額の上乗せ
  • 食料システム構築計画のみなし認定

その他、以下のような様々な事業の採択にあたりポイント加算があります。

  • みどりの食料システム戦略推進交付金のうちグリーンな生産体系加速化事業
  • みどりの食料システム戦略推進交付金のうち有機農業拠点創出・拡大加速化事業
  • データ駆動型農業の実践体制づくり支援
  • オープンイノベーション研究・実用化推進事業
  • 農業農村整備事業
  • 農業農村整備関連事業(大区画化等加速化支援事業)
  • 農業農村整備関連事業(農地耕作条件改善事業)
  • 農業農村整備関連事業(畑作等促進整備事業)
  • 農地利用効率化等支援交付金
  • 集落営農連携促進等事業
  • 持続的生産強化対策事業のうち果樹農業生産力増強総合対策 
  • 持続的生産強化対策事業のうち茶・薬用作物等地域特産作物体制強化促進 
  • 持続的生産強化対策事業のうちジャパンフラワー強化プロジェクト推進
  • 持続的生産強化対策事業のうち時代を拓く園芸産地づくり支援 

<所感>

加工食品と違って生鮮食品や水産物の消費期限は極めて短いです。
新鮮な食材は栄養価が高く、美味しいですが、輸出には不向きです。

一方で、輸出に向いている穀物は耕作面積が大きい程生産性が高いので
中山間地域が多い日本は穀物の大規模生産は進んで来ませんでした。
そのため穀物については輸入した方が安く、食料自給率の低下を招いてきました。

私個人としては、この「フラッグシップ輸出」は、
日本独自の地形や気候に合わせた農林水産業を最大限活かす上で、
地産地消と並んだ大きな価値がある取り組みと感じています。

日本の地形・気候だからできる農産物には、
海外にはないものがたくさんあります。
日本だからできる農林水産物を、必要とする国・地域は世界中にたくさんあります。

冷凍技術や輸送経路が発展し、消費期限が極めて短くても短期間で海外に新鮮な食材が届けられるようになりました。

これから日本の生鮮食品が、面白いと思います。
生鮮食品の産地は、地方です。都心では生鮮食品はできません。
地方の魅力が、ソフト面で高まっていくことになります。