Setting the Table 2025年7月15日

環境省 「令和7年度生物多様性地域戦略の策定推進支援業務」

食物連鎖・エコシステムにより
生物が維持されていて、
多様性が維持されないと、
生態系が危機に陥ることは言うまでもありません。

WWFによると、
過去50年で
生物多様性が68%減少しているとのことです。

その原因は、
森林伐採、
野生動物の乱獲
大気汚染
気候変動
外来種
など、いずれも人間の活動によるものです。

各国で生物多様性維持のための取り組みが行われており、
日本でも様々な行政機関がそれぞれの
専門分野で活動しています。

例えば、農林水産省は生産者視点にたって、
生産者が生物多様性の取り組みを行なっていることを
ラベル化することを検討していたりします。

化学肥料や合成農薬を低減し、
昆虫等自然の力で農作物を栽培している
農作物について、見える化する取り組みです。

この環境省の生物多様性地域戦略の策定推進は「地域戦略」。

自然を使って地域を元気にする。地域課題を解決する。
地域の活力で自然を守り育てる。
多くの取組や主体を巻込む。

という3つの方向性を踏まえ、
地域課題の解決や地域活動の活性化に
つなげるという内容です。

各地域での自然の活用がより情報発信されていくと思います。
日本の歴史・文化・おもてなしの心
の素晴らしさが改めて認識されていますが、
それらを支えてきたのは自然の美しさ。

地球環境の破壊は深刻な問題ですが、
その対策の過程で、
こういった素晴らしい取り組みが生まれていく
ことは素晴らしいと思います。

文部科学省 「AIスーツケース」

文部科学省より広報誌ミラメクの夏号が公表されています。

大阪・開催万博の会場で
実証実験が行われている
AIスーツケースについて本号で
詳細な説明がなされています。

ハード・ソフトで100以上の構成部品からなるとのこと、
まさに技術の結晶。
実験体験者の方からの評価も高いようです。

また、万博だからこそ明らかになった、
人混み対策や地図なし走行などの
新たな課題。

人が集まるところで、
技術が生まれ、育つことを改めて感じます。

AIはまだイノベーション段階なので、
何の役に立つのか、
わからないアプリケーションもありますが、
何かしらの障害を持つ方を
補助する機能としてAIを活用する、
というのは、大きな可能性を秘めていると思います。