Setting the Table 2025年8月26日

総務省
ワット・ビット連携官民懇談会WG

ワット・ビット連携とは

電力・通信・データセンター事業者が
一体となった、
AIをはじめとしたデジタル技術の
発展や社会実装への取り組みです。

2025年2月に閣議決定された
「GX2040ビジョン 脱炭素成長型経済構造移行推進戦略 改訂」
にて、
大量の電力を必要とするデータセンターの
迅速な整備を実現するための取り組みとして
定められました。

ワット・ビット連携官民懇談会WGとは

2025年3月21日より官民懇談会が開催され、
6月6日
8月22日
8月25日
とこれまで4回にわたって
行われています。

2025年6月に
ワット・ビット連携官民懇談会
取りまとめ1.0が公表され、
データセンター(DC)について
3点が定められました。

  1. 足元のDC需要への対応
  2. 新たなDC集積拠点の実現
  3. DC地方分散・高度化の推進

2025年8月25日の懇談会

今回の懇談会では、
上記3点に対応する形で、

DC集積拠点の要件
地域共生
DC運用の効率化・高度化に向けた取組
DC・海底ケーブルの地方分散

の4点について詳細な説明がなされています。

期待

データセンターと海底ケーブルを
地方に分散させることにより

1)都市部に集中している電力需要を
分散させることができます。

2)洋上風力など地域で進んでいる
再生可能エネルギーについて
供給地で需要することができるので
ロスが少なくなります。

3)BCPの観点からも望ましいです。

GXにしてもDCにしても大規模な投資が必要な
インフラとなります。
一足飛びには実現しませんが、
計画段階から意図的に取り組まない限りは
連携は実現しません。

すでに通信・デジタルは、
一部の企業が管理して提供するソリューションではなく、
社会的基盤として国がインフラ整備含めて
積極的に関与していく分野となっています。