総務省
ワット・ビット連携官民懇談会WG
ワット・ビット連携とは
電力・通信・データセンター事業者が
一体となった、
AIをはじめとしたデジタル技術の
発展や社会実装への取り組みです。
2025年2月に閣議決定された
「GX2040ビジョン 脱炭素成長型経済構造移行推進戦略 改訂」
にて、
大量の電力を必要とするデータセンターの
迅速な整備を実現するための取り組みとして
定められました。
ワット・ビット連携官民懇談会WGとは
2025年3月21日より官民懇談会が開催され、
6月6日
8月22日
8月25日
とこれまで4回にわたって
行われています。
2025年6月に
ワット・ビット連携官民懇談会
取りまとめ1.0が公表され、
データセンター(DC)について
3点が定められました。
- 足元のDC需要への対応
- 新たなDC集積拠点の実現
- DC地方分散・高度化の推進
2025年8月25日の懇談会
今回の懇談会では、
上記3点に対応する形で、
DC集積拠点の要件
地域共生
DC運用の効率化・高度化に向けた取組
DC・海底ケーブルの地方分散
の4点について詳細な説明がなされています。
期待
データセンターと海底ケーブルを
地方に分散させることにより
1)都市部に集中している電力需要を
分散させることができます。
2)洋上風力など地域で進んでいる
再生可能エネルギーについて
供給地で需要することができるので
ロスが少なくなります。
3)BCPの観点からも望ましいです。
GXにしてもDCにしても大規模な投資が必要な
インフラとなります。
一足飛びには実現しませんが、
計画段階から意図的に取り組まない限りは
連携は実現しません。
すでに通信・デジタルは、
一部の企業が管理して提供するソリューションではなく、
社会的基盤として国がインフラ整備含めて
積極的に関与していく分野となっています。