Setting the Table 2025年10月13日

The Global Environment Facility 
When it comes to nature, we are all partners

The Global Environment Facility(GEF)は

  • 気候変動枠組条約(UNFCC)
  • 生物多様性条約(CBD)
  • 砂漠化対処条約(UNCCD)
  • 残留生有機汚染物質に関するストックホルム条約(PoPs)
  • 水銀に関する水俣条約及び国家管轄外区域における海洋生物多様性協定(BBNJ)


等の実施のための無償資金を提供するための信託基金です。

UNDPやUNEP等の国際機関が、GEFの基金を活用して、
途上国にダイレクトに支援を行なっています。
日本、米国、ドイツ等が基金の拠出元であり、
途上国における気候変動対策、生物多様性維持、
水質、土壌汚染防止といったテーマに
各国際機関が実施するプロジェクトに対して、
資金が供給されています。

whole-of-society approachと言われる
公共、民間合わせたすべてのセクターに
環境保護の重要性を訴えるアプローチをとることで、
土着の支援を実現しています。

このアーティクルでは、
whole-of-society approachがどのような
アプローチであるかについて紹介されています。

政策段階、計画段階から、
公共セクター、民間セクター含め、
出生、性別、年齢、様々な立場の人が参画しています。

このアプローチ方法は
異なる立場にある当事者間における合意形成に寄与するだけでなく、
人間中心の考え方から、人間と自然との関わり方という
マインドセットを実現することにもつながっています。

国連機関による環境保護は、
これまでの歴史の積み重ねの中で、
資金の提供から各国に応じた活動の実現まで、
草の根のネットワークを広げてきました。

こういった活動が、
国際社会で起こりつつある
貿易戦争や軍拡競争によって、
ブレーキがかかる、
といったことにならないように
願っています。