風林火山

昨日はある外国人の方が、いとこが迷子になったとのことで、警察にお世話になりました。

プライバシーに関わりますので詳細はすべて割愛しますが、結論として見つかりました。

このブログで何を言いたいか、というと、「警察の方々はすごい」ということです。とにかく感動しました。

私は警察に伝えることを目的に、交番につくまえにその迷子を探している外国人の方にいろいろと質問しました。

交番につくなり、私は事前に聞いたことを警察の方に伝えます。外国人の方は当然ですが、動揺されています。日本語も話せません。だから私から伝えます。

警察官の方は、私の話を落ち着いて最後まで聞いて、メモをとっていました。

私の話が終わると、警察官の方は、外国人の方に日本語で質問しました。これは終始同じでした。もし英語が使えなかった場合、多くの方は私に通訳としての役割を期待して私に対して話しかけるのですが、そうはしませんでした。外国人の方に「直接」「日本語」でしっかりと話しかけます。警察官の方が英語を使うかどうかの問題ではなく、このシーンでベストな対応が、この「直接」と「日本語」だということをこの時知りました。

まず聞いたことは、迷子になった子の名前です。メモ用紙を渡して、そこに書くように言いました。次にどのような服をきていたか、写真はあるか、といったことです。日本語なので、外国人の方は理解できませんが、少なくとも探してくれるんだ、ということは心で伝わります。そして、驚いたことに、私が通訳しなくても、日本語がまったくわからないこの外国人は、警察官の質問に直接英語で回答をします。質問への回答として完璧ではありませんでしたが、警察官の方の真剣な対応に、外国人の方は相当安心し、言葉は通じなくても、「頼れる」と感じたようです。

その後、どこではぐれたか、最後にあったのはいつか、この後どこへ移動する予定だったのか、といったことを、びっくりするくらいシンプルに、順番に、落ち着いて、質問します。これらはテクニカルな質問なので、私は通訳をします。シンプルなので、通訳も楽です。

外国人の方は一つ一つ回答をしていきます。すると、質問と回答だけで、どんどん場所が絞り込まれてきました。気がつくと警察官の方の人数が増えていました。途中で、後ろにいる警察官の方が、私たちから聞き取った内容を電話でどこかに共有をしていることに気が付きました。

後で思ったのですが、どこかで誰かがこの時点ですでに探しに動いてくれてたのかも知れません。

質問が終わると、外国人の方が、思い当たる場所があるので、自分で探しに行きたい、と言いました。警察官の方の了解を得て、私が付き添って、その場所に探しに行きました。

残念ながら、そこには迷子の方はいませんでした。そして振り返ると、警察官の方がいました。少し離れて、付き添ってくれていたようです。無線で誰かと話をしています。

私たちがその警察官の方へ向かうと、「動きがあったようなのでついてきてください」と言われました。

ついていくと、いました、そこに迷子の子が。3人くらいの警察官に守られていました。

もしかしたら、運が良かっただけかも知れません。それでもこんなにあっという間に見つかるとは想像もしていませんでした。

そして警察官の方々の落ち着いた対応、的確でシンプルな質問、そして迅速な行動。

まさに、風林火山、と思いました。

こういったトラブルにでもならない限り警察官の方にお世話になることはないと思います。いざお世話になると、私たちの生活は、すごい人たちに守られているだな、ということを実感しました。

決して自己主張することなく、相手が困ったときにだけ、他の誰よりも、力強い味方になる。

そんな、警察官のような存在に、私もなりたい。と、純粋な気持ちで憧れました。