農林水産省
「みどり加速化GXプラン」
2026年6月25日に開催されたみどりの食料システム戦略本部第18回会合にて、「みどり加速化GXプラン(MIDORI BOOST)」が決定されました。
【GX投資拡大】
- 重要技術の開発・実装の見通しや市場規模予測を可視化
- 地場産業の育成や地域循環経済の創出への企業参画等を推進し、食料・農林水産業、農山漁村への投資を呼び込み
- ブレンデットファイナンス(官民投資)やGX関連の投資支援策等の有効活用
- 金融機関等の国内外のステークホルダーと連携したGX技術の海外ビジネス展開を戦略的に推進
- 海外で大きな投資が進むリジェネラティブ農業について、我が国における考え方を明確化
【気候変動への適応策強化】
適応品種・技術の効率的な開発や産地への情報発信、産地の将来の在り方に関わる施策との連携強化を通じ、産地単位やサプライチェーン全体で連携した適応策の実践を加速
【国際情勢に左右されない食料生産の確保】
- 有機JAS認証の活用や地域の関係者の参画等により、国内外の有機マーケットを捉えて成長する有機産地を形成
- 改質リグニンや高機能タンパク質といった、農林水産物由来の国産バイオマスの新用途への利用促進や、新たな再エネ資材の農業用施設への活用等を推進し、バイオマス産業の規模拡大を実現
【食料システム全体の連携強化】
- J -クレジットを通じた企業と生産現場との共通価値の創造促進、みえるらべるの仕組みのScope3への対応等、施策の発展的活用
- GREENXEXPO 2027の機会を活用し、みどり戦略等の発信を通じた持続可能な食と農の実現に対する国民理解を醸成
<所感>
「エコ」は、エコノミー、エコロジー、エコシステムといった用語で使われています。
これらには、何かしらの形で、環境と結びついています。
インターネットのプラットフォーマーが急成長していた時代、「エコシステム」という言葉が流行りました。
ビジネスにおいて様々なステークホルダーがプラットフォーム上で競争、共創、協奏したりすることで、自律的にビジネスモデルが回っていく仕組みを生態系に例えてこのように呼ばれていました。
シェアリング・エコノミーなど、近年成長したビジネスモデルは何かしらの形で「エコ」と結びついています。
今の時代、「エコ」がキーワードであることは疑う余地はないと思います。
そして、「みどりの食料システム戦略」も、まさに「エコ」です。
それは、単に食料安全保障の観点だけでなく、エコロジー、エコノミー、エコシステムが、つながっていて、発展していくイメージを、このMIDORI BOOSTから感じます。
日本が世界に対して、日本らしいリーダーシップを発揮していく上で、核となる取組の一つであると思います。